アーキテクチャとは?

公開日:
最終更新日:

イントロダクション:アーキテクチャを一言で言うと? 🏠

アーキテクチャとは、システム全般の「骨組み」や「設計図」のことです。

ソフトウェア開発におけるアーキテクチャ(Software Architecture)は、システムを構成する部品(コンポーネント)を決め、 それらをどう分けて、どうつなぐかという、全体的な構造やルールを決める高いレベルの設計を指します。

コード一行ごとの書き方ではなく、 「どんな部品を用意して、どう連携させるか」 という大きな枠組みを決める、現場で必須のIT基本用語だとイメージしてください。

1. なぜこの「基本用語」を学ぶ必要があるの?(現場ですぐ役立つ理由)

良いアーキテクチャは、システムを「強く」「長持ち」させます 💪

システムが大きくなったり、チームで開発するようになると、設計の土台(アーキテクチャ)がしっかりしていないと、 次のような現場でよくあるトラブルの原因になります。

  • 機能追加が怖い
    一部の修正が予期せぬ別の場所に影響してしまう(いわゆるスパゲッティコード)。
  • システムが読めない
    どこにどんな役割のコードや部品があるか分からず、新しく参加した人がシステム構造を読み解くのに時間がかかる。
  • スケールできない
    ユーザー数が増えたり、新しい要件が出たときに、システムを柔軟に拡張するための土台がない。

アーキテクチャの知識は、これらの問題を避け、 「メンテナンスしやすい」「変更に強い」 システムを作るための土台となります。

2. 「設計」とどう違うの?

「設計」は広い意味で使われますが、プログラミングにおいては、アーキテクチャ「最も大きな設計」 と捉えることができます。

アーキテクチャで大きな骨格を決め、その中で詳細設計によって各パーツのコードを具体的に書いていくイメージです。

3. 代表的な「構造パターン」としての例 🧱

多くのシステムで使われている、代表的なアーキテクチャのパターンを覚えておきましょう。 これらは現場での会話で頻出する基礎単語です。

レイヤードアーキテクチャ(3層アーキテクチャなど)

特徴:
役割ごとに層(データアクセス層、ビジネスロジック層など)を垂直に分けて、コードの責務を分離する考え方です。

MVC(Model-View-Controller)

特徴:
Webアプリなどで、画面表示(View)、入力をさばく(Controller)、 データ処理(Model) を明確に分離するパターンです。

マイクロサービスアーキテクチャ

特徴:
システムを小さな独立したサービスの集まりに分け、それぞれを独立して開発・デプロイできるようにする構造です。

どのパターンも 「コードの役割分担」 を明確にすることで、システムの保守性を高めることを目的としています。

図解:レイヤードアーキテクチャ(3層アーキテクチャ)

レイヤードアーキテクチャは、ソフトウェアを層(レイヤー)に分けて、 「上の層が下の層を呼び出す」形で組み立てる構成です。責務ごとに層を分けることで、変更の影響を閉じ込めます。

プレゼンテーション層(UI層)
  • 画面表示・入力受付
  • API / コントローラ
  • バリデーションなど
アプリケーション層
  • ユースケース(サービス)
  • トランザクション制御
  • ワークフロー調整
  • エンティティ・値オブジェクト
  • ドメインサービス
  • 業務ルール・制約
インフラストラクチャ層
  • DB・ファイル・外部API
  • メッセージング / キュー
  • フレームワーク / OS 依存部
いわゆる 3 層アーキテクチャ (プレゼンテーション / アプリケーション / インフラ)をベースに、 説明のためアプリケーション層の中を「アプリケーション層」と「ドメイン層」に分けて描いた図です。 上の層ほど「ユーザーに近い処理」、下の層ほど「技術に近い処理」を担当し、 基本的には上 → 下へ一方向に依存します。
  • シンプル:構造がわかりやすく、小〜中規模システムで使われやすい。
  • 責務分離:UI・アプリ・ドメイン・インフラを分けて考えられる。
  • 注意点:すべてを「下に丸投げ」すると、ドメインが薄くなりやすい。

図解:マイクロサービスアーキテクチャ

マイクロサービスアーキテクチャは、システム全体を小さなサービスの集合として構成します。 各サービスは独立してデプロイでき、自分専用のデータとビジネスルールを持ちます。

Web / モバイル UI
API ゲートウェイ / BFF
認証・ルーティング・集約
注文サービス
Order Service
在庫サービス
Inventory Service
請求サービス
Billing Service
顧客サービス
Customer Service
共通インフラ
  • サービスごとの DB
  • メッセージング / イベントバス
  • API管理・監視・ログ
クライアントは API ゲートウェイを経由して、複数のマイクロサービスにアクセスします。 各サービスは他のサービスと疎結合に連携しつつ、独立してスケール・デプロイできるように設計します。
  • 分割統治:ドメインごとに小さく分けることで、チーム単位で開発・運用しやすくする。
  • 独立性:サービスごとに技術スタックやリリースタイミングを変えられる。
  • 注意点:サービス間通信・データ一貫性・監視など、全体運用の複雑さが増える。

まとめ:アーキテクチャ学習のポイント

  • アーキテクチャは、システム全体の骨組みや設計図を決める「いちばん大きな設計」です。
  • 良いアーキテクチャは、現場でよくある 「変更が怖い」「読めない」「スケールできない」 といった問題を減らす助けになります。
  • レイヤードアーキテクチャやMVCなどのパターンは、 コードの役割分担(責務の分離) をはっきりさせるための道具だと考えると理解しやすくなります。

まずは言葉の意味と役割をざっくりつかんでおくことが、 「初心者からプロへ」 一歩近づくための土台になります。

このページの著者

もちもちみかん(システムエンジニア)

社内SEとしてグループ企業向けの業務アプリを要件定義〜運用まで一気通貫で担当しています。

経験:Webアプリ/業務システム

得意:PHP・JavaScript・MySQL・CSS

個人実績:フォーム生成基盤クイズ学習プラットフォーム

詳しいプロフィールはこちら!  もちもちみかんのプロフィール

もちもちみかん0系くん
TOPへ

もちもちみかん.comとは


このサイトでは、コーディングがめんどうくさい人向けのお助けツールとして、フォームやCSSをノーコードで生成できる、
 もちもちみかん.forms
 もちもちみかん.css1
 もちもちみかん.css2
と言ったジェネレーターを用意してます。

また、このサイトを通じて、「もちもちみかん」のかわいさを普及したいとかんがえてます!